ブンタウはホーチミン市から船で約2時間の場所にある、年間を通してビーチ遊びが楽しめる場所です。ベトナムの中でも美しいビーチリゾートとして有名であり、クリスタルブルーの海と白い砂浜はリラックスしたい旅行者に最適です。

今回はそんな魅力的な場所であるブンタウの見どころや観光スポットを15選紹介します。これからブンタウへの旅行を検討している人はぜひ参考にしてください。

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ブンタウ観光なら1年中ビーチリゾートが楽しめる

ブンタウ海岸

ブンタウには、バックビーチやフロントビーチといった人気の海岸があり、日光浴や海水浴を楽しむのにぴったりな場所です。5月~11月は雨季、12月~4月は乾季となってはいるものの、年間を通して気温は 23°C〜 32°C程度なので1年中海水浴を楽しめます。

またブンタウは日中のビーチリゾートだけではありません。夜はディスコやおしゃれなバーなども多く、夜の娯楽も充実しています。ホーチミンから日帰りで遊びに行けるのも魅力であり、新鮮な魚介類を堪能することもできます。

ちなみにブンタウはホーチミン観光のついでに訪れる人も多いです。ホーチミンに関する詳しい情報はぜひ以下の記事でご確認ください。

ホーチミンのベストシーズンはいつ?観光に適した時期と季節ごとの名所を紹介

ブンタウ観光ならここ!おすすめ観光スポット10選

ここからは、ブンタウを訪れたら必ずチェックしてほしい、定番の観光スポットを10選紹介します。いずれものんびり過ごせる美しい場所や、ここでしか堪能できない絶品のグルメもある場所なので、ブンタウを訪れた際はぜひ参考にしてください。

バックビーチ

ブンタウ バックビーチ

バックビーチは、ブンタウで最も有名なビーチの一つです。長い砂浜が広がりクリアな海水が美しいこのビーチは、日光浴や海水浴に最適です。周辺には多くのカフェやレストランがあり、新鮮なシーフードも堪能できます。また、ビーチ沿いにはリゾートホテルも点在しており、快適な時間を過ごせるでしょう。高級ホテルだけでなく、ビーチ沿いには庶民的な海の家がズラリと並ぶ様子も圧巻。客の呼び込みも多いため、必要に応じたサービスがすぐに受けられます。ブンタウに来たらまずはこのバックビーチでゆっくり過ごす人が多いです。

アクセス町の東側、トゥイーヴァン通り沿い
見どころ浅瀬の波は穏やかで安心でビーチ遊びができる
注意点ジェットスキーも走っているので安全には注意を

キリストの像

ブンタウ キリスト像

ブンタウのランドマークの一つであるキリストの像は、街を一望できる絶好のスポットです。像は高さ30メートル、両腕を広げた姿は南米のリオデジャネイロのキリスト像にも似ています。像の内部には展望台があり、階段を登ると360度のパノラマビューが楽しめます。美しい海と街並みを背景にした景色は、訪れる価値のある絶景スポットです。また像の内部をのぼるだけでなく、少し離れた場所から像の写真を撮影しても美しいです。

アクセス街中心部、バックビーチの南端から長い階段を登る
見どころ山頂からの景色、15分ほど歩けば到着できる
注意点山頂までは長い石段を登る必要がある

ホワイトパレス

ホワイトパレスは、ブンタウの歴史的名所の一つです。フランス植民地時代の1889年に建てられ、当時のフランス総督の避暑地として使用されました。その後ベトナム政府時代には当時の大統領も2代に渡り利用しています。

ホワイトパレスは、海を見下ろす丘の上に位置し、ブンタウの美しい海岸線を一望することができます。パレス内には当時の家具や装飾品が保存されており、1階には16世紀に難破した船から引き上げられた骨董品も展示されています。館内を見学すると、フランス植民地時代の豪華な生活様式を垣間見ることができます。

アクセスフロントビーチ北側、クアンチュン通り
見どころ美しい建築と花が咲き誇る庭園。館内も見学できる
注意点日によっては内部見学できない場合も、事前に確認を

タウ寺

タウ寺はブンタウで最大規模を誇る仏教寺院です。真っ白い壮大な門から寺に入ると、巨大な白い釈迦如来像が見えます。寺院の建築は伝統的なベトナムのスタイルを反映しており、繊細な彫刻や装飾が施されています。

また、タウ寺の境内にはたくさんのお土産店が立ち並んでいるのも魅力です。飲食店の他にも貝殻を使ったアクセサリーが多く売られています。中央には高い釈迦如来像があり、その左右にお土産店が並び、敷地の奥には本堂が位置しています。

ブンタウでは、海辺の町らしく毎年、タウ寺では多くの仏教行事や祭りが開催され、多くの参拝者や観光客が訪れます。訪れた際はぜひ線香を購入してゆっくり参拝しましょう。

アクセスチャンフー通り、北西方面
見どころ華やかな外観をした本堂、釈迦如来像
注意点フラッシュ撮影は外でも禁止、読経中は静かに見学を

タンタム廟

タンタム廟は、ブンタウの信仰と伝統を深く感じることができる場所です。この廟は、地元の漁師たちが海の安全と豊漁を祈願するために建立したもので、漁業と密接な関係があります。その昔、海の神はクジラに対して海での災難から人々を守るように命じました。それ以降、漁師たちは幾度となく南海将軍(クジラ)の助けを受けたという逸話があることから、クジラの骨が祀られています。そのほかにもタンタム廟には人々を守り、海賊を討伐した3人の英雄も祀られています。

タンタム廟は、毎年9月には海上安全と大漁祈願をかねた「クジラ祭り」が開催されます。廟の周辺には地元の市場や小さなレストランもあり、地元の生活や文化を体験することができます。

アクセスバックビーチやフロントビーチから近い距離にある
見どころ南海将軍と呼ばれる巨大なクジラの骨は必見
注意点地元民に親しまれている由緒正しき廟なのでマナーをもって見学しよう

釈迦仏台

釈迦仏台は市の中心部より北に約3㎞の場所にあるご利益のある場所です。敷地内には白い釈迦像が複数あり、訪れるだけで厳かな気持ちになれます。狭い階段を上り下りすることで釈迦の一生をたどることができ、地元の人からも愛されている観光名所です。正門からの入場は6時~17時と決まっていますが、正門横の小さな入口からは24時間いつでも入場できます。釈迦仏台は丘の上に位置しているため、ブンタウの市街地や海を一望できる絶好のロケーションも魅力です。

アクセス市の中心部から北に約3㎞
見どころ釈迦の一生を学べる狭い階段はぜひのぼってみよう
注意点読経中は静かに見学を

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ニェットパン寺(涅槃寺)

ニェットパン寺は1974年に創建され、本堂の涅槃仏が厳かな雰囲気を醸し出しています。中国風の壁画やカラフルに彩られた釈迦像も見どころの一つです。狭い道を登った先にあるこの寺院はひっそりと静まり返っており、寺院の中でも穴場的スポットです。

見学に行った際堂内が薄暗い場合は、袈裟を着た僧侶が明かりを灯してくれることもあります。本堂では横たわる厳かな涅槃仏を見学でき、脇の階段を登ると屋上に行けます。屋上からは南シナ海の壮大な景色が広がり、その眺めを見るだけでも訪れる価値があるでしょう。近年ガイドブックにも掲載されはじめたため、徐々に観光客が増えている穴場の寺院です。

アクセスハロン通りの大通りから脇道に抜けて、狭い道を登った先
見どころオレンジ色に輝く涅槃仏
注意点足元は薄暗いので歩くときに注意

ブンタウ灯台 

ブンタウ灯台

ブンタウ灯台はベトナムで最も古い灯台で、植民地時代の1862年にフランス人によって建てられました。ブンタウには大山と小山があり、灯台は小山に位置しています。小山には北と南の2つの頂上があり、北にはブンタウ灯台、そして南にはアジア最大のキリスト像が立っています。

高さ約18mの灯台の内部には、最上階まで続くらせん階段があって観光客も登れます。バルコニーからはブンタウ市街地の全景や南の頂上にあるキリスト像も鑑賞できるため、天気の良い日は特に登る価値のある灯台です。ちなみに灯台内には地元住民のための貯水タンクも備えられているそうです。山の麓から灯台までは約2kmの道のりで、その途中には小腹を満たしてくれる売店も並びます。

アクセスキリスト像近く小山の北側
見どころ最上階まで続くらせん階段とそこからの景色
注意点暑い時期は階段内はかなり蒸し暑いので水分補給を

フロントビーチ

ブンタウ フロントビーチ

フロントビーチはバックビーチの反対側に位置し、バックビーチに比べると観光客の姿は少ない穴場のビーチです。それでも昼間には地元の人々が海水浴を楽しんでいる光景が見られ、釣りやパラセーリングをしている人たちもよく見かけます。

またフロントビーチ近くにあるクアンチュン通りとハロン通りの交差点周辺には公園があり、ユニークなモニュメントが目を引きます。夜になると、このエリアはカップルや周辺のホテルから涼みに来る外国人で賑わいます。バックビーチが賑わいのあるメイン海岸だとすれば、こちらは恋人達が愛を語らう穏やかな海岸です。

アクセス町の東側にある海岸
見どころ広大な海岸と白い砂浜でゆっくりくつろげる
注意点波が高いときもあり、遊泳には注意すること

ブンタウ市場

ブンタウ市場

ブンタウ市場はこの街で最大規模を誇る市場です。特に早朝から昼前にかけて特に賑わい、入りきれない店が路上にはみ出しています。現地の生活を感じられるローカルな市場であり、昔から今でも現地の人々の台所として重要な役割を果たしています。販売されている商品は食品や衣類、家電などのカテゴリーごとに分かれているため、観光客にとっても見やすいです。市場の入口付近には主に服飾関連の商品が並び、奥へ進むと肉や魚、野菜が販売されています。観光客向けのお土産はあまりないものの、異国情緒を感じるには絶好のスポットです。

アクセスナムキーコイキア通り
見どころベトナム名物菓子チェーの屋台
注意点生ものの購入には衛生面に注意を

見て触れて楽しむ!ブンタウおすすめ体験スポット5選

ブンタウの観光スポットには、実際に見て触れて楽しめるような体験型スポットも多いです。ビーチでたっぷり遊んだ後は、ぜひ次に紹介する体験型スポットにもお出かけください。

ビンチャウ温泉

ブンタウには郊外にビンチャウ温泉という温泉リゾートがあります。日本の温泉とは違い、水着を着て多くの温泉にゆっくりつかるシステムです。

受付で料金を支払うと、泥温泉用の泥パックとタオルが渡され、泥温泉の浴場に案内されます。店にもよるものの泥温泉の利用時間は60分程度が多く、素早く体に泥を塗り、乾かしてから、源泉かけ流しの浴槽で洗い流します。その後、プールのような広い温泉にゆっくり入ります。温泉というよりプールとして遊ぶことが多く、現地の方は水中眼鏡をつけて遊んでいることも多いです。お湯の温度は38度くらいなのでのぼせる心配も少ないです。子供用プールもあるので、家族でゆっくり過ごしたい人にもおススメです。

アクセスブンタウ中心部より車で約1時間半
見どころ泥温泉体験はもちろん、温泉卵も作れる
注意点水着は必須

ロバートテイラー古武器博物館

ロバートテイラー古武器博物館は、イギリス人の武器収集家であったロバート・テイラー氏が作った博物館です。17~20世紀にかけて活躍した世界各国の武器や甲冑が約2500点も展示されており、歴史好きにはたまらない場所です。展示されている古仏器はアジア諸国のみならず、英国やドイツ、フランス、米国、オランダなどの銃や刀剣などがあります。また日本からも鎌倉時代に活躍した甲冑が展示されており、ここに来るとどの国がどのような武器で戦ってきたかがよく分かります。

アクセスチャンフンダオ通り98番地
見どころナポレオンが使用したカービン銃も展示されている
注意点外国人観光客は入場料が高く10万VND

ケーブルカー&ホーメイパーク

ブンタウ 遊園地

ブンタウにはホーメイパークという山頂の遊園地があります。遊園地へ行くにはケーブルカーがあり、ケーブルカーからの眺めは良く、晴れた日は特にブンタウの街を一望できます。ホーメイパークは遊園地やプールの他、謎の面白いオブジェもあり、写真映えする箇所がたくさんあって散策するだけでも面白いです。ダチョウや羊など多くの動物もいて触れ合えたり、山頂には寺院のような休憩場所もあってくつろぐことができます。

ちなみに休憩場所にはブンタウの街や海が一望できるエリアもあり、軽い水遊びができる小さな滝もあります。ブンタウでテーマパークを楽しみたいなら、ぜひホーメイパークを訪れましょう。

アクセスチャンフー通りエリア
見どころ園内をまわれるツアーカーに乗ると効率よくまわれる
注意点ケーブルカー内はかなり暑いので飲み物を忘れずに

ロンハイ

ロンハイはホーチミンからブンタイヘ向かう途中にある穴場のビーチです。車でブンタイヘ向かう途中のパーリアの先にある三叉路を左折し、30分ほど走った場所にあります。

ロンハイビーチは穏やかな村から東へと延びる美しいビーチです。ビーチ利用は有料ですが、その代わりパラソルやデッキチェアなどの準備はしっかり整っており、海沿いで優雅なひと時を過ごせます。

アクセスホーチミンより車で約1時間
見どころブンタイより小さいが混雑は少ない穴場のビーチ
注意点ビーチ利用は有料

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ナイトマーケット

ブンタウ ナイトマーケット

ブンタウでもナイトマーケットは開かれています。場所はインペリアルホテルの裏手にあり、広範囲にわたって屋台が軒を連ねています。雑貨ストリートと食堂街に分かれており、雑貨店では子どもが喜ぶようなおもちゃもたくさん販売されています。日本の昭和時代に見た投げ輪や剣玉のようなおもちゃもあるため、雑貨店を散策するだけでも楽しいです。

食堂では巨大なロブスターやカニが豊富に販売されており、日本なら数千円もしそうな高級シーフードがリーズナブルに楽しめます。ホーチミンの食堂で食べるより価格はだいぶ安いため、手軽に新鮮なシーフードを食べたい人にもおススメです。

アクセスインペリアルホテルの裏手でほぼ毎晩開催
見どころ食堂街では新鮮な魚介類が楽しめる。ホーチミンより安い
注意点混雑時にはスリに注意を

ブンタウへの行き方

ブンタウへの行き方

ブンタウへのアクセスはホーチミン市から出ているバスや船を利用するのが一般的です。

ホーチミン市よりブンタウへのアクセス

アクセス方法行き方・所要時間
バスホーチミン市タンソンニャット空港国際線ターミナルより、ブンタウバスターミナルを利用する。所要時間約3時間
ホーチミン市から水中翼船のグリーンライズDPに乗る。所要時間約2時間

またブンタウ市内からはホーチミン市行きのバスが終日運行しているため、アクセスは良いです。ホーチミン滞在中に空いた時間を利用してブンタウ観光へ向かうのも良いでしょう。

ブンタウ観光を楽しむ!2日間のモデルコースを紹介

ブンタウ市街は小さいため、1日もあれば市街を散策することも可能です。それでも釈迦仏台などの観光名所へ行くにはタクシーの利用が最適なので、ゆっくりブンタウをまわるなら1泊するのがおすすめです。

ブンタウおすすめ観光ルート

日時ルート
1日目:ビーチでくつろぐ1.フロントビーチでのんびりくつろぐ2.市街地のチューンコンディン通りにあるカフェや雑貨店で食事や買い物3.インペリアルホテル裏手で開催されるナイトマーケットを覗いてみよう
2日目:タクシーを使いブンタウ観光1.キリストの像で市内を一望2.タクシーで移動し、ケーブルカー&ホーメイパークへ3.タクシーで釈迦仏台へ4.市街地に戻る

ブンタウ旅行は家族連れであればホーメイパークで一日過ごしても楽しいでしょう。タクシーで市街をぐるっとまわる計画を立てると、ブンタウの見どころを効率よくまわれます。

ブンタウ観光 まとめ

ブンタウ ビーチ

ブンタウはベトナムの中でも珍しい、1年中海水浴を楽しめる魅力的な観光エリアです。真っ青な海や青空に囲まれ、色とりどりの美しい花が咲く明るい街です。大規模都市とは異なり混雑も緩和され空気もキレイなので、ベトナムでゆっくり過ごしたい人にもピッタリでしょう。

今回紹介したブンタウの観光スポットは、ブンタウの魅力を存分に味わえるおススメの場所です。それぞれのスポットでは異なる体験ができるので、観光の際にはぜひ訪れてください。