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ハノイ近郊にある「バッチャン村」は、ベトナムの伝統陶芸が息づく魅力的な里です。この記事では、ハノイ発バッチャン村ツアーについて、村の歴史・見どころから、アクセス方法、おすすめモデルコースまで、すべてを網羅してご紹介します。
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Contents
バッチャン村とは?ベトナム陶芸の里の歴史と魅力

ハノイから約1時間の場所にあるバッチャン村は「ベトナム陶芸の里」としてその名を知られています。
1000年を超える長い歴史を持ち、古くから陶磁器の生産地として栄えてきました。村には今もなお多くの工房や販売店が軒を連ね、伝統的な技法で生み出されるバッチャン焼きや、モダンなデザインの作品を間近で見たり購入できたりします。
陶器作りの歴史と文化、そして職人の息吹を感じられる魅力的な場所です。
陶磁器生産地として栄えた長い歴史
バッチャン村の陶磁器生産の歴史は、15世紀頃に本格化したとされていますが、その起源はさらに遡るとも言われます。しかも日本とのかかわりも深く、16世紀ころには日本にも輸出され、当時の茶人たちが愛用していたといいます。
バッチャンは紅河デルタの水運を利用し、商業の中心地としても発展してきました。戦争や時代の変化を経ても、村人たちは連綿と陶器作りの伝統を守り、技術を継承してきました。村を歩けば、その深い歴史の重みを感じられるでしょう。
バッチャン焼きの独特な魅力と特徴

バッチャン焼きの最大の魅力は、その素朴さと温かみ、そして多様性です。特に有名なのは、象牙のような乳白色の釉薬や、繊細な貫入(ひび割れ模様)、そして呉須(コバルト)を用いた手描きの絵付けです。
伝統的な龍や蓮の模様から、モダンなデザインまで様々あり、丈夫で日常使いしやすいのも特徴です。一つ一つ手作業で作られるため、全く同じものは二つとなく、それが独特の味わい深い魅力を生み出しています。
また近年では電子レンジや食洗器に対応した新しいタイプのバッチャン焼きも開発され、日常で使える食器として親しまれています。
ハノイからのアクセスと距離
バッチャン村は、ハノイの中心部から南東へ約10kmに位置しています。
アクセス手段はいくつかあります。最も手軽なのはタクシーや配車アプリGrabで、渋滞がなければ30分~50分程で到着します。
費用を抑えるなら路線バスも便利ですが、時間通りに来ないことや、混雑することを踏まえるとあまり快適とはいえません。
最も便利なのは、ハノイからバッチャン村へのツアーに参加することです。一般的にはハノイ市内のホテルからの送迎が含まれており、移動の手間なく快適にアクセスできます。旅のスタイルに合わせて選びましょう。ツアーの利用を検討されている方は、ぜひ以下の情報もチェックしてください。
ハノイ充実ツアー!一日:ハノイ市内&バッチャン村観光(昼食付)
バッチャン村ツアーのハイライト!絶対に外せない見どころ・体験
ハノイからの日帰りツアーとして人気のバッチャン村では、陶磁器の魅力に触れる様々な体験ができます。
バッチャン村は村全体が見どころであり、陶器作りの歴史や文化、見て、作って、味わう楽しみが満載です。
ここでは、バッチャン村ツアーで訪れるべきスポットや、旅の素敵な思い出になる人気の体験スポットについて、それぞれの魅力を詳しく解説します。バッチャン村のモデルコースとしても参考にしてください。
昔ながらの村並みを散策しよう
バッチャン村の魅力の一つは、昔ながらの素朴な雰囲気が残る村並みです。狭い路地を歩けば、年季の入った家々や共同の作業場、小さな祠などに出会えます。
軒先には焼き物が並べられ、土をこねたり絵付けをしたりする村人の姿を見かけることも。まるで時間がゆっくり流れているかのような空間で、ベトナムの伝統的な村の暮らしと、陶芸の歴史が溶け合った独特の空気を感じながら散策を楽しめます。
ベトナム工芸村センター

ベトナム工芸村センターは、2022年にオープンしたばかりの新名所です。
館内にはバッチャン村の物産品が販売されているのはもちろん、バッチャン焼きの歴史における展示物が並んでいます。
またバッチャン焼きの製造体験ができるスタジオも完備されているため、実際に土をこねて自分で陶器づくりをすることも可能。陶芸からペイント、加熱して陶器が完成するまでは約1時間です。
このほかにもセンター内にはレストランやカフェ、お土産屋さんも充実しており、歩き疲れた際の休憩スペースとしても活用できます。工芸村センターは外観もかなり個性的なので、ぜひ写真に納めておきましょう。
LCホーム
バッチャン村の数ある陶磁器店の中でも「LC Home」は近年特に注目を集めているスポットです。ここは、昔ながらの伝統的なバッチャン焼きに加え、モダンで洗練されたデザインの陶磁器を幅広く扱う大型のショールーム兼ショップです。
2階にわたる広々とした店内には、日常使いの食器から個性的なインテリア雑貨まで、現代的なライフスタイルに合うアイテムが並んでいます。販売されている陶器には「電子レンジOK」「食洗器OK」の表記がされている商品も多く、お土産にはピッタリです。
LCホームは従来の市場とは一線を画す、おしゃれで快適な空間です。バッチャン村の「今」を感じられる人気の場所なので、ぜひ足を運んでみましょう。
窯元や工房の見学もあり

ベトナムの伝統工芸を深く知りたい方には、バッチャン村の窯元や工房を見学するツアーがおすすめです。
そのようなツアーでは、熟練の職人たちがろくろを回して美しい形を生み出し、一つ一つ丁寧に絵付けをする様子が分かります。高温の窯で焼き上げる様子も圧巻で、陶磁器ができるまでの全工程を間近で見学できます。
土塊が滑らかな器となり、熱で硬く輝く陶器へと変わる様子は、まさに職人技の結晶であり感動的な光景です。
何世紀にもわたり受け継がれてきた技法に触れることで、バッチャン焼きの奥深さや、ものづくりへの愛着が格段に深まるでしょう。
バッチャン焼物市場

バッチャン村にあるターミナルバス停付近には、バッチャン焼物市場が並びます。多くが小売店であり、その数はなんと100軒ほど。
この市場には、日常使いの食器から芸術品のような花瓶、ユニークな装飾品まで、多種多様なバッチャン焼きが販売されています。
価格も様々なので、複数の店を比較しながら、お気に入りの一点を探すのが醍醐味です。値切り交渉も旅の楽しい思い出になるでしょう。宝探し気分で活気のある市場散策は、お土産探しにも最適です。
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バッチャン村観光はツアーが断然おすすめ!その理由とは?

ハノイから日帰りでバッチャン村を訪れるなら、個人手配よりもツアーの利用が断然おすすめです。
歴史ある村並みや陶芸マーケットの散策、人気の陶芸体験など、限られた時間でバッチャン村を楽しむためには、ツアーならではの利便性や安心感が非常に役立ちます。ここでは、なぜバッチャン村観光にツアーがおすすめなのか、具体的な理由を詳しく見ていきましょう。
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ハノイからの往復送迎がスムーズで安心
ハノイ市内からバッチャン村までは車で約40分ですが、路線バスは乗り換えが必要だったり、タクシーは料金交渉が必要だったりと、個人手配の場合は多少のハードルがあります。
その点ツアーであれば、ホテルからの往復送迎がセットになっていることがほとんどです。時間通りに指定場所へ迎えに来てもらい、帰りはホテルまで送り届けてくれるためとても楽です。ツアーを利用すれば交通手段の心配をすることなく、移動時間を気にせず観光に集中できます。
効率よく主要スポットを巡れる
バッチャン村には、陶磁器マーケットや歴史ある村並み、人気の陶芸体験工房など、押さえておきたい見どころがたくさんあります。ツアーでは、これらの主要なスポットを効率よく巡るための最適なルートがあらかじめ組まれています。
ツアーの場合、限られた滞在時間の中でバッチャン村の魅力を最大限に体験できます。時間を有効に使いたい方にとってツアーを利用してのバッチャン村巡りはメリットが大きいです。
日本語ガイド付きなら文化や歴史の理解が深まる
バッチャン村は単なる陶磁器の販売地ではなく、1000年以上の歴史と独自の文化を持つ場所です。日本語ガイド付きのツアーなら、村の歴史やバッチャン焼きの伝統、職人の技術について詳しい説明を聞くことができます。
ガイドの話を聞くことにより、ただ見るだけでは分からない背景や物語を知ることが可能です。ツアーの参加は村の魅力をより深く理解し、観光が何倍も興味深いものになります。
陶芸体験への参加がスムーズ

バッチャン村で人気の陶芸体験(ろくろや絵付け)は、特に週末などは観光客で賑わい、個人で行くと待ち時間が発生することも多いです。
その点ツアーに参加すれば、体験工房への予約や手配があらかじめ済んでいるため、スムーズに参加できます。事前予約ができているため、当日並んで予約をするといった手間もありません。
またガイドが同行していれば、体験中の細かい指示やコミュニケーションのサポートも期待でき、安心してものづくりに集中できるでしょう。
迷う心配なく、安心して観光できる
初めて訪れる場所では、道に迷ったり、交通量の多い場所での移動に不安を感じることも多いです。特にバッチャン村の入り組んだ村並みやマーケット内では、どこへ行けば良いか迷うこともあります。
その点ツアーであれば、ガイドや添乗員が常に案内してくれるため、道に迷う心配がありません。また、不慣れな環境での移動や観光も、サポートがあることでより安心して楽しめます。
バッチャン村ツアーの詳細

バッチャン村のツアーは、ハノイ観光を兼ねた内容が多いです。一例の詳細は以下のようなスケジュールになっています。
時刻 | スケジュール詳細 |
8:30 | 各ハノイのホテル発 |
8:45 | ホーチミン廟・一柱寺・タンロン遺跡・文廟、ホアンキエム湖 (ハノイ市内観光) |
11:45 | 旧市街散策 |
12:30 | 昼食(フォー) |
13:15 | 陶器のバッチャン村へ 移動開始 |
15:50 | 工房見学と自由行動 (バッチャン村での活動) |
14:15 | ハノイへ 移動開始 |
15:00 | ホテル着 |
多くのツアーでは、ハノイ市内観光とバッチャン村訪問を効率よく組み合わせています。実際の時間はツアーや当日の状況により前後します。
ハノイ観光とバッチャン村観光を効率よく巡りたい方は、ぜひ以下の情報もチェックしてください。
ハノイ充実ツアー!一日:ハノイ市内&バッチャン村観光(昼食付)
バッチャン村へ行く際の【費用・時間・利便性】を比較
ハノイからバッチャン村への訪問を計画する際、気になるのは「どうやって行くか」「どれくらい費用がかかるか」といった点でしょう。
個人でアクセスする場合とツアーを利用する場合で、費用、時間、利便性は大きく変わってきます。ここでは、バッチャン村への主なアクセス方法とその交通費、現地での体験申し込み、さらには気になる言葉の壁や治安についても解説します。
アクセス方法と交通費はどれが良い?
ハノイからバッチャン村へのアクセス方法はいくつかあり、それぞれ費用や所要時間、手軽さが異なります。最も一般的なのはタクシーや、旅行会社を利用した配車サービスです。
アクセス方法 | 費用(片道目安) | 所要時間(目安) | 特徴 |
路線バス | 約7,000-10,000 VND(100円ほど) | 約45分~1時間半 | 安いが利便性は低い |
タクシー | 約150,000-250,000 VND(1,200円ほど) | 約30分~1時間 | 便利だがぼったくりタクシーに注意を |
ツアー送迎 | ツアー代金に含まれる(6,000円~) | 約30分~1時間 | 移動の心配なし、他の観光も含むことが多い |
移動の手間を一切省きたい場合は、ツアーに含まれる送迎サービスが最も便利です。
タクシーでの移動も一般的ですが、ハノイにはいわゆる白タクも多く、流しのタクシーを使うと料金をぼったくられる可能性もあります。利用の際はあらかじめ支払う料金が分かる「Grabアプリ」を使うか、信頼できるホテルからタクシーの予約をしましょう。
また、日本からハノイへの行き方が気になる方は以下の記事を参考にしてください。
現地での陶芸体験への申し込みについて
バッチャン村での陶芸体験は人気アクティビティですが、個人で参加する場合、現地で直接工房に申し込むことになります。
陶芸体験を受け付けている工房はいくつかありますが、人気の工房は週末などには混雑し、待ち時間が発生したり、場合によっては体験できないこともあります。
また、ベトナム語でのやり取りが必要になる場面もあるので、言葉の面で心配な方はツアーを利用したほうが良いです。ツアーに参加すれば、あらかじめ体験が組み込まれているため、予約や言語の心配なくスムーズに楽しめます。もちろん当日の待ち時間なども基本的にはないため、時間を有効に使いたい方にもおすすめです。
言葉の壁と治安の不安はどうか
バッチャン村ではベトナム語が主に使われており、観光客向けの主要な場所を除けば、日本語や英語があまり通じない場合があります。簡単な会話は翻訳アプリなどで乗り切ることも可能です。ただし、細かなニュアンスを伝えるのは難しいかもしれません。
治安については、ハノイ中心部に比べると穏やかですが、市場など人混みではスリや置き引きといった軽犯罪への注意は必要です。ツアーなら日本語ガイドが同行するため言葉の心配がなく、団体行動により治安面でもより安心して観光を楽しめます。
バッチャン村ツアーに関するよくある質問(FAQ)

バッチャン村ツアーへの参加を検討されているお客様からよく寄せられる疑問点をまとめました。
ここからは、皆さんが気になる質問と回答をFAQ形式でご紹介します。これらの情報を確認し、バッチャン村ツアーに関する疑問や不安を解消してください。
Q:一人でも参加できますか?
はい、ほとんどのバッチャン村ツアーは、お一人様での参加が可能です。
バッチャン村へのツアーは、日帰りツアーや市内観光との組み合わせツアーとして企画されていることが多いです。ツアーとしてはグループでの行動となるため、一人でも安心してご参加いただけます。他の参加者との交流を楽しむこともできますし、自分のペースで景色や体験をじっくり味わうことも可能です。
ただし、稀に最低催行人数が設定されている場合もあるため、申し込み前に各ツアーの詳細をご確認ください。
ベトナムツアー1人旅ガイド | 人気ツアーと見どころを徹底紹介!
Q:陶芸体験で作ったものは持ち帰れますか?
陶芸体験(ろくろや絵付け)で作った作品は、通常その日のうちに焼き上げて持ち帰ることはできません。粘土を乾燥させ、窯で高温で焼成する工程が必要だからです。
完成した作品は、後日窯元から日本のご自宅へ国際郵便で発送してもらうのが一般的です(別途送料がかかります)。
ただし一部の工房やツアーでは、簡易乾燥のみで当日持ち帰りができる場合も多いです。焼く前のバッチャン焼きに絵付け体験をし、簡単な乾燥をしたのちに無料で持ちかえれます。詳細は体験時にご確認ください。
Q:お土産はどこで買うのがおすすめですか?
バッチャン村ではどこでもお土産を購入できます。
地元ならではのお土産を探すなら、バス停の近くにある「バッチャン焼物市場」がおすすめです。こちらの100軒におよぶ店舗では、伝統的な陶芸品はもちろん、普段使いができる日用品までリーズナブルな価格で購入できます。市場では価格交渉も楽しめます。
また、近年オープンした「ベトナム工芸村センター」や「LC Home」のようなモダンなショールームも魅力的です。伝統的なものが良いか、モダンなものが良いか、予算に合わせて色々なお店を比較検討して探すのが良いでしょう。
Q:ツアー料金以外にかかる費用はありますか?
ツアー料金に含まれる範囲はプランによって異なりますが、一般的に以下のような費用は別途かかる場合があります。
- 食事に含まれない飲み物代や、ツアー行程外での食事代
- 陶磁器マーケットや村での個人的な買い物・お土産代
- ツアーの基本料金に含まれない追加の陶芸体験やオプショナルアクティビティ費用
- 陶芸体験で作った作品を日本へ郵送する場合の送料
- ガイドやドライバーへのチップ(必須ではありませんが目安があります)
予約時にツアー内容をよく確認しましょう。
まとめ:バッチャン村ツアーでベトナムの伝統文化と手作りの楽しさを体験しよう!

ハノイからの日帰り旅行先として人気のバッチャン村は、千年以上の歴史を誇るベトナム陶芸の里です。
バッチャン村では、昔ながらの村並み散策、活気あるマーケットでの宝探し、そして土と触れ合う陶芸体験を通して、ベトナムの豊かな伝統文化を体験できます。特にハノイ観光&バッチャン村へのツアーを選べば、移動も安心で効率的に村を回れるのでおススメです。
ぜひバッチャン村ツアーに参加して、ベトナムの知られざる魅力とものづくりの楽しさを満喫してください。