ベトナムには美しいビーチリゾートが数多くありますが、中でも人気なのが「ニャチャン」です。
エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がるニャチャンは、ベトナム屈指のリゾート地です。周辺には歴史ある寺院や温泉、シーフードが堪能できるグルメスポットも充実しており、観光客にとって魅力的なエリアです。
ただし、ニャチャンには日本からの直行便がありません。ホーチミンやハノイなどの主要都市を経由する必要があるため、移動手段を把握しておくことが大切です。
ここでは、ホーチミン・ハノイをはじめとしたニャチャンへのアクセス方法を詳しく紹介します。ベトナム旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
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ニャチャンの魅力とは?

ニャチャンは、ベトナム屈指のビーチリゾートとして、豊かな自然と多彩なアクティビティが魅力の観光地です。
白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がるこの地は、ダイビングやシュノーケリングなど、海のアクティビティを存分に楽しめます。ニャチャンの海は透明度が高いことでも有名です。
さらにニャチャンはその自然の美しさだけでなく、歴史的な魅力もあります。ポーナガール塔などの古代寺院を訪れることができ、歴史好きの旅行者にも人気です。加えて、周辺には温泉地も点在し、リラックスできるスパや温泉体験も可能です。
ニャチャンは、自然の美しさと歴史、文化が融合した、心身ともに癒されるスポットです。
ニャチャンはどこにある?アクセスの基本情報
ニャチャンはベトナムの南部、カインホア省に位置します。
ニャチャンへのアクセス方法は、ホーチミンやハノイをはじめ、ベトナム国内の主要都市から簡単にアクセスできます。
出発地 | アクセス方法 | 所要時間 |
ホーチミン | 飛行機でニャチャンのカムラン空港へ直接運航便あり | 約1時間10分~ |
ハノイ | ハノイから飛行機でニャチャンのカムラン空港へ | 約1時間50分~ |
ダナン | 飛行機でニャチャンのカムラン空港へ直行便あり | 約1時間~ |
ニャチャンは、ホーチミンやハノイから飛行機を利用するのが一般的です。
いずれも国内線の便が頻繁に運航されており、移動も非常に便利です。また、ニャチャンのカムラン国際空港から市内までは車で約50分で到着します。
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日本からニャチャンへの直行便はない
2025年現在、日本からニャチャンへの直行便はありません。
そのため、ニャチャンに行くためには、まずベトナムの他の主要都市(ホーチミン、ハノイ、ダナンなど)に到着し、そこから国内線でニャチャンのカムラン空港へ乗り継ぐ必要があります。
例えば、日本からホーチミンやハノイへの直行便を利用した後、国内線でニャチャンへ向かうという方法が一般的です。ホーチミンからは約1時間10分でニャチャンに到着できます。乗り継ぎ時間を考慮しても比較的スムーズに移動できるでしょう。
また、ダナンからも直行便があるため、ダナン経由でのアクセスも可能です。旅行プランに合わせて最適な乗り継ぎ方法を選びましょう。
さっそくここからは、主要都市からニャチャンへ行く方法について紹介します。
ホーチミン経由でニャチャンに行く方法(飛行機)

ニャチャンはベトナム南部にあるため、同じく南部の都市であるホーチミンからのアクセスが一番便利です。
ホーチミンのタンソンニャット国際空港からは、ニャチャンのカムラン空港への直行便が運航しています。
飛行機の種類 | 所要時間 | 料金目安 |
バンブーエアウェイズ、ベトジェットエア など | 約1時間10分~ | 7,000円~ |
航空便は非常に多く、フライトの選択肢も豊富です。価格も比較的リーズナブルで、予約時期やセールを活用することでさらにお得に移動できます。所要時間も約1時間10分ほどと非常に短く、移動の時間を効率よく使えます。
ホーチミン経由の移動手段(鉄道・バス)
ホーチミンからニャチャンへは、鉄道やバスを使う方法もあります。
移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
鉄道 | 約7時間20分~ | 約3,500円~ |
路線バス、夜行バス | 約8~10時間 | 約1,500円~ |
ホーチミンからニャチャンまでのバスや鉄道の旅は、時間に余裕のある旅行者におすすめです。価格も飛行機に比べるとだいぶ抑えられます。
しかし観光シーズンや週末は、乗車チケットが売り切れることがあります。事前にオンラインや駅で購入しておきましょう。
また日本の鉄道やバスに比べると乗り心地やサービスは良くありません。特に長距離バスは、途中で何度か休憩を取るものの、休憩時間は短い場合があります。トイレや軽食のタイミングを逃さないようにしましょう。
ハノイ経由でニャチャンに行く方法(飛行機)

ハノイからニャチャンへの最も便利な移動手段は飛行機です。
飛行機での移動時間は約1時間10分と短く、効率的にニャチャンに到着できます。観光やビジネスでの移動にも最適です。
飛行機の種類 | 所要時間 | 料金目安 |
ベトジェットエア、バンブーエアウェイズなど | 約1時間50分~ | 約7,000円~ |
ハノイのノイバイ国際空港からは、ニャチャンのカムラン国際空港へ直行便が運航されています。複数の航空会社が就航しており、料金は比較的リーズナブルで、早期予約やセール時にはさらにお得に購入できます。
ハノイ経由の移動手段(鉄道・バス)
ハノイからニャチャンへの移動手段として、鉄道やバスを利用する方法もあります。
ただし飛行機に比べて移動時間が長いため、快適さや時間を重視する方にはあまりおすすめしません。
移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
鉄道 | 約17~19時間 | 約4,000円~ |
夜行バス | 約16~18時間 | 約1,500円~ |
ハノイからニャチャンへは鉄道や夜行バスでの移動も可能です。
鉄道は快適に過ごせる座席や寝台があり、途中でベトナムの田園風景や自然を楽しめます。料金が高い列車ほど快適度は上がりますが、移動時間が長いため、ある程度予算をかけて快適な列車を選ぶと良いでしょう。
また、ハノイからニャチャンまでは夜行バスも運行されています。バスは予算重視の方に適しています。快適さを求める方にはあまりおすすめできませんが、これぞアジア旅行といった醍醐味を求める方にはピッタリです。予算を抑えたいバックパッカーなどに人気があります。
ダナン経由でニャチャンに行く方法(飛行機)

ニャチャンへは、ベトナムの中部の都市ダナンからも飛行機でアクセスできます。
飛行機の種類 | 所要時間 | 料金目安 |
バンブーエアウェイズ、ベトジェットエア など | 約1時間~ | 7,000円~ |
ダナンからニャチャンまでのフライト時間は約1時間です。近くて便利ですが、ホーチミンやハノイに比べると、便数は少ないです。飛行機での移動は時間も短縮できるため、ダナン観光とニャチャン観光の組み合わせや、日帰り旅行をする際にも便利です。
ダナン経由の移動手段(鉄道・バス)
ダナンからも、電車やバスでニャチャンへ行くことは可能です。
移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
鉄道 | 約10時間~ | 約2,000円~ |
夜行バス | 約12時間~ | 約1,500円~ |
ダナンからニャチャンへの出発拠点はダナン駅です。ダナン駅は大きいため観光案内所もありますが、スリや置き引きには注意しましょう。
電車やバスの旅はコストを抑えられるのが魅力です。しかしいずれもスケジュールが急に変更されたり、道路状況によって運行しないこともあるため事前に確認をしましょう。
快適さと時間を考慮すると、やはり飛行機が一番おすすめです。
ニャチャン到着後の移動手段は?

ベトナム国内最大のビーチリゾートであるニャチャンは、交通ツールも充実しています。
特に「ニャチャン南バスターミナル」は各方面へバスが出ているため、どこかに観光に行く際には利用すると良いでしょう。
例えばホーチミン市へバスで行く場合は、6:00~22:00の間に路線バスが頻発しています。費用を抑えてあちこち観光できるのも魅力です。
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ニャチャン観光はタクシーでの移動が便利
ニャチャンで便利な移動手段の一つがタクシーです。
空港やバスターミナルをはじめ、市内の主要なエリアにはタクシーが多く待機しています。
タクシーはドア・ツー・ドアで目的地まで行けるため、荷物が多い場合や快適な移動を求める方にぴったりです。
ただし、料金はメーター制が基本ですが、運転手によっては事前に料金交渉を求められることもあります。これを避けるためには事前にタクシーアプリをスマホにインストールし、そこから予約をするのがおススメです。アプリを経由したタクシー利用なら、行き先に応じた料金が事前に分かり、それ以上金額を取られることはありません。
ニャチャンはバスが充実している
ニャチャンでは、市内を巡回するバスも充実しています。
特に観光地を結ぶ路線が多く、非常に安価で移動できるため、予算重視の旅行者にはおすすめです。
しかしバスは時間帯によって混雑することがあり、旅行者が多い季節では席を確保するのが難しいでしょう。また、バスの停留所や路線が少し分かりにくいこともあるので、事前に路線図を確認しておくと安心です。
安全なのは配車サービス
ニャチャンでの移動をより安心して行いたいなら、旅行会社やホテルの送迎サービスを利用するのがベストです。
特に空港から市内までの移動は、専用車で迎えに来てもらうことで時間のロスを防げます。料金をぼったくられるといった余計な心配事もなく、快適に目的地に到着できます。
ベトナムは比較的治安が良いとされていますが、タクシーではぼったくりや不正料金を取られるケースがあります。運転手が目的地を間違えたり、わざと遠回りして料金を上乗せする場合も多いのです。
こうしたトラブルを未然に防ぐには、旅行会社に事前予約をして配車サービスを利用すると安心です。予約は日本からでも行えるのでぜひチェックしましょう。
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ニャチャン観光で訪れたいおすすめスポット
ここからは、ニャチャンに来たら絶対に訪れてほしいおススメスポットを6つ紹介します。
ニャチャンは美しいビーチや自然、歴史的な遺跡など、多彩な魅力を持つ観光地です。
訪れるたびに新たな発見があるので、ぜひ以下の観光スポットをチェックしてください。
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ニャチャン・ビーチ

ニャチャン・ビーチは、白い砂浜と透き通った青い海が広がる、ベトナム屈指のビーチリゾートです。
海水浴やビーチスポーツが楽しめるのはもちろん、ビーチ沿いには多くのカフェやレストランが立ち並びます。アクティブに楽しみたい方も、リラックスした時間を過ごしたい方にも最適な場所です。
日中は日光浴や海水浴を楽しみ、夕方になると美しいサンセットが目の前に広がります。ニャチャンの中心から徒歩圏内に位置しているため、アクセスも良好です。ビーチ周辺には観光施設やホテルも豊富にあり、宿泊の拠点としても便利です。
ポー・ナガル塔

ポー・ナガル塔は、ニャチャンの歴史と文化を感じられる重要な遺跡です。ニャチャンの中心地より北へ2㎞ほどの場所にあります。
ポー・ナガル塔は8世紀から13世紀にかけてチャンパ王国によって建てられたヒンドゥー教の寺院で、現在もその壮麗な姿を保っています。
塔の中にはヒンドゥー教の神々が祀られており、特に「ポー・ナガル」の像は神聖視されています。遺跡の周囲には美しい庭園が広がり、ニャチャン市街や海を一望できる絶好のビューポイントです。歴史と自然の融合したスポットで、静かで神秘的な雰囲気に包まれた場所です。
ウィンパール・ランド

ウィンパール・ランドは、ニャチャンの郊外にある大規模なテーマパークです。家族連れはもちろん、友人旅行やカップルにも楽しめるアトラクションが満載です。
園内には、アミューズメントパーク、ウォーターパーク、動物園、さらにはショッピングモールやレストランも完備されており、1日中楽しめます。屋内施設も多いため、雨の日の観光にも最適です。
特に遊園地には絶叫系アトラクションや観覧車があり、スリル満点の体験ができます。また海を望む美しいロケーションで、リゾート気分を味わいながらさまざまなアクティビティを楽しめます。
国立海洋学博物館
ニャチャンの国立海洋学博物館は、街の中心から南へ約5㎞の場所にあります。
海洋に関する多くの知識を学べる場所で、特に海洋生物やベトナムの海洋環境に関する展示が充実しています。
館内にはサンゴ礁や海の生物に関する模型が展示され、さらに水族館や大きな水槽では実際に海の生き物を鑑賞できます。特に熱帯魚やウミガメ、サメなどの海洋生物が多く飼育されており、子供から大人まで楽しめる学びの場です。
海洋保護の重要性を感じることができ、観光だけでなく教育的にも価値のある博物館です。
ニャチャン大聖堂

ニャチャン大聖堂は、フランス植民地時代に建てられたゴシック様式の美しいカトリック教会です。
白い石造りの建物と高い塔が特徴で、その荘厳な外観からニャチャン市内でも一際目立つ存在です。
教会内部は静かで神聖な雰囲気が漂い、ステンドグラスが美しく光を通す様子は圧巻です。また教会の前には広場があり、地元の人々や観光客が集まる憩いの場となっています。観光ついでに訪れることができる、心静かな時間を過ごせるスポットです。
ダム市場
ダム市場は、ニャチャンで最も賑やかな市場です。
地元の生活を感じることができる場所であり、新鮮な食材からお土産、衣料品までさまざまな商品が並びます。
ベトナムの伝統的な製品や民芸品、お土産を探すにも最適な場所です。また屋台では地元の美味しい料理を堪能することもでき、ニャチャンの味覚を楽しむにはぴったりです。
観光客だけでなく地元の人々にも愛されている市場であり、異国の文化を肌で感じることができます。
ニャチャンのベストシーズンはいつ?
ニャチャンは年間を通して楽しめるエリアですが、やはり乾季に行った方が雨の影響を受けにくく、景観も綺麗です。ここからは、ニャチャンのベストシーズンを紹介します。
3~10月は長期に渡って快適なシーズン
ニャチャンのベストシーズンは、主に3月から10月の間です。
この時期は乾季にあたり、天気が安定し降水量が少ない時期です。
特に4月から6月にかけては気温が高く、ビーチでのアクティビティを楽しむには絶好の季節です。また海の透明度も高く、シュノーケリングやダイビングにも適しています。
この期間のニャチャンのビーチは観光客で賑わい、ホテルや観光施設も多くのサービスやイベントがあります。夜になると涼しく過ごしやすく、観光後のリラックスにも最適な気候です。雨の心配も少ないため、3月~10月のニャチャンはおすすめです。
9~2月は波が高くやや寒い日も
その一方、9月から翌2月はニャチャンの雨季に入り、天候が不安定になることが多いです。
この時期のニャチャンは時折激しい雨が降ることもあり、海の状況も荒れやすくなります。
特に11月から1月にかけては、波が高くなるため、海でのアクティビティが制限される日も。また気温が低くなる日もあり、やや肌寒く感じることもあるでしょう。
しかし雨季の間は空いている観光スポットも多いです。有名観光地でも人混みを避けてゆっくり楽しめるでしょう。
また雨季といっても一日中雨が降る日は少ないです。スコールが降った後晴れ間がのぞく日も多いため、マリンスポーツが楽しめる日もあります。
ニャチャン観光の注意点と持ち物リスト
ニャチャンは美しいビーチや観光地が多いですが、快適に過ごすためには事前準備が重要です。
日差しが強く、アクティビティでは船酔いのリスクもあるため、持ち物にも気を付けましょう。
ニャチャンに持っていくと便利な持ち物リスト
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子
- 雨具(レインコート)
- 酔い止め薬
ニャチャンに限らず、ベトナムは比較的治安が良いです。
しかしスリや置き引きには注意が必要です。貴重品はホテルのセーフティボックスに預けるか、常に身につけてください。夜間の外出はできるだけ避けるか、複数で行動しましょう。
また、生水は避けミネラルウォーターを飲むようにしましょう。屋台などで食事をする際にも、衛生面に注意してください。食べ慣れないものはお腹をこわす可能性もあるので注意が必要です。
日本からニャチャンへの行き方 まとめ

日本からニャチャンへ直接行けるフライトはありません。そのためニャチャンへ行くには、まず日本から「ホーチミン」「ハノイ」「ダナン」のいずれかに向かい、それから飛行機を経由してニャチャンへ行くのが一般的です。
またニャチャンへのアクセスは、各主要都市から鉄道やバスを利用することもできます。いずれも8時間以上時間はかかりますが、現地の人たちと触れ合ったり、風景を楽しみながらのんびりとした移動が可能です。
必要な情報と準備を整えて、素晴らしいニャチャンへの旅行を楽しんでください。