ベトナムには魅力的な観光地が数多くありますが、中でも近年注目されているのが「ダナン」です。
ダナンは美しいビーチが広がる中部のリゾート都市であり、世界遺産のホイアンやミーソン遺跡への拠点としても便利な場所です。
ただし、日本からの直行便は限られており、最適な移動ルートを知っておくことが大切です。
ここでは、東京や大阪などの主要都市からダナンへのアクセス方法を詳しく解説します。またダナン観光に便利な交通ルートなども紹介するので、ベトナム旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
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Contents
ダナンの魅力とは?

ダナンは、美しいビーチと近代的な都市が融合した、ベトナム中部を代表する観光都市です。かつては静かな港町でしたが、現在では世界中の旅行者が訪れる人気のリゾート地へと成長しました。
ダナン最大の魅力は、白い砂浜が続く「ミーケービーチ」をはじめとする美しい海岸線です。透明度の高い海では、サーフィンやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しめます。
また、ダナンには「バーナーヒルズ」や「ドラゴンブリッジ」といったユニークな観光スポットも点在しています。特に天空に浮かぶような「ゴールデンブリッジ」はSNS映えするスポットとして人気を集めています。
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ダナンはどこにある?アクセスの基本情報
ダナンはベトナム中部に位置し、海と山に囲まれた美しい都市です。日本からも成田から直行便が出ており、2025年の7月からは関西国際空港からも直行便が再開される予定です。
国内外からのアクセスが良く、特にハノイやホーチミンといった主要都市からの移動が便利です。
出発地 | アクセス方法 | 所要時間 |
成田空港 | 飛行機でダナン国際空港へ | 約6時間 |
ホーチミン | 飛行機でダナン国際空港へ | 1時間10分~ |
ハノイ | 飛行機でダナン国際空港へ | 1時間20分~ |
ダナンは世界遺産の街「ホイアン」へもアクセスしやすく、バスやタクシーを利用すれば1時間以内で行くことができます。
さっそくここからは、ダナンへの詳しいアクセス方法を紹介します。
日本からダナンへの行き方
日本からダナンへは直行便が出ています。成田国際空港からダナンへ直接アクセス出来るほか、2025年7月からは関西国際空港からもダナン行きの直行便が予定されています。
出発地 | 所要時間 |
成田空港 | 約6時間 |
関西国際空港(2025年7月より) | 約5時間 |
以前から関西国際空港からダナンまでは直行便が出ていましたが、新型コロナウィルスの影響で停止しました。しかし2025年から運行再開ということで、日本からダナンへのアクセスはさらに便利になるでしょう。
ちなみに羽田空港からはダナン行きの直行便はありません。羽田からダナンを目指す場合、ハノイやホーチミンを経由して行く必要があります。
ダナン行きの直行便を運航している航空会社
航空会社 | 料金目安(シーズンによって異なる) | 特徴 |
ベトナム航空 | 8万~ | 機内食やエンターテインメントの充実度が高く、比較的快適なフライトが可能。 |
ANA | 13万~ | 日本人向けのサービスが充実しており、日本語対応の機内アナウンスや日本食の提供がある。 |
両者のフライトはいずれも快適な空の旅が楽しめます。
ただしフライト料金はANAの方が高いため、費用を抑えたい場合はベトナム航空の方がおすすめです。
乗り継ぎ便で行く方法
ダナンへは日本から直行便でも行けますが、ほかの都市も観光をしたい場合はベトナム国内からの乗り継ぎが便利です。
ダナンはホーチミン、ハノイに次ぐ第三の産業都市であり、ベトナム国内からのアクセスは便利です。ここからは飛行機のアクセスとともに、列車、バスでの移動についても紹介します。
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ハノイ経由でダナンへ行く方法(飛行機)

ハノイからダナンへの最も便利で迅速な移動手段は飛行機です。飛行機での移動時間は約1時間30分と短く、日帰り旅行や短期ツアーにもぴったりです。
飛行機の種類 | 所要時間 | 料金目安 |
ベトナム航空、ベトジェットエア など | 約1時間30分 | 5,000円~ |
ハノイのノイバイ国際空港からは、ダナン国際空港へ直行便が運航されており、複数の航空会社があります。
料金はおおよそ5,000円~と比較的リーズナブルで、早期予約やセール時にはさらにお得に購入することが可能です。
ハノイ経由の移動手段(鉄道・バス)
ハノイからダナンへの移動手段として、鉄道や夜行バスもあります。
移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
鉄道 | 約15~17時間 | 約3500円~ |
夜行バス | 約18時間 | 約2,500円~ |
ハノイからダナンまでは鉄道が走っており、所要時間は約15~17時間です。ベトナムの自然な風景を楽しみながら移動できるため、旅の途中での風景や現地の雰囲気を体感したい方におすすめです。
また夜行バスも走っており、所要時間は約18時間です。予算重視の方には鉄道やバスの利用が適していますが、いずれも移動時間が長いため、移動に慣れていない人にはあまりおすすめしません。
ホーチミン経由でダナンへ行く方法(飛行機)

ダナンへはホーチミンからのアクセスも良いです。飛行機での移動時間は約1時間半です。
飛行機の種類 | 所要時間 | 料金目安 |
ベトナム航空、ベトジェットエア など | 約1時間30分 | 約8,000円~ |
ホーチミンのタンソンニャット国際空港からは、ダナン国際空港へ直行便が多数運航されています。ベトナム航空やベトジェットエアなどの複数の航空会社が利用できます。
ベトナムといえばホーチミンへ行く人も多いので、この方法ならベトナム観光とダナン観光を効率よく回れるでしょう。
ホーチミン経由の移動手段(鉄道・バス)
ホーチミンからも、ダナンへ向かう鉄道や夜行バスが走っています。
移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
鉄道 | 約17時間 | 約3500円~ |
夜行バス | 約20時間 | 約2,500円~ |
ホーチミンからダナンまでは鉄道や夜行バスが運行しており、所要時間は約17~20時間です。座席や寝台車の種類なども複数あり、快適な寝台車を選べば夜間移動も比較的リラックスできるでしょう。
日本では乗車時間20時間というケースはなかなかありません。いつもとはちょっと違う旅をしたい人におすすめの移動手段です。
シンガポール・韓国経由で行く方法
ダナンへは、日本からの直行便のほかに、シンガポールや韓国を経由するルートも人気です。
移動手段 | 所要時間(乗り継ぎ含む) | 料金目安 |
日本 → シンガポール(チャンギ空港)→ ダナン | 約10~15時間(乗継時間による) | 45,000円~ |
日本 → 韓国(仁川空港・金浦空港)→ ダナン | 約8~14時間(乗継時間による) | 40,000円~ |
上記はアジアを観光したい人に最適なルートです。例えば韓国の場合、日本~韓国間は約2時間、韓国~ダナンは約5時間で移動可能です。
ただし乗り継ぎにはトランジェットが発生することもあり、注意が必要です。韓国で一泊するといった場合は問題ないですが、その日のうちに移動する場合は乗り継ぎ時間がとてもかかるケースもあるので注意しましょう。
ダナン到着後の移動手段は?
ダナン国際空港から市内への中心部まではおよそ3㎞です。
観光都市でもあるので、市内へのアクセスは路線バスやタクシー、シャトルバスなど豊富な移動手段があります。
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タクシーやバスはたくさんある
ダナン国際空港には多くのタクシーが常に待機しており、市内中心部まで約10~15分でアクセスできます。
タクシー料金は比較的安く、メーター制のものが多いですが、観光客向けに高額な料金を請求されるトラブルも多いです。到着後に「Grabアプリ」などをインストールし、事前支払いができるタクシー会社を選びましょう。
またダナンには多数の路線バスが運行しており、市内やホイアン方面への移動に便利です。
市バスのWEBサイトやアプリを利用すれば、運行ルートや時刻表が確認できます。格安で移動できるため、費用を抑えたい人にもおすすめです。
ただしバスの本数は限られており、突然の運休もあります。時刻表があいまいなこともあるため、時間に余裕がない方はタクシーを使いましょう。
安全なのは配車サービス

旅行会社の送迎サービスや、ホテルの送迎バスを利用すると安全かつ時間のロスも防げます。
特に空港~市内間の送迎を含めたツアーに参加すると、専用車が空港まで迎えに来てくれるため安心です。
ベトナムはアジアの中でも治安が良いですが、タクシーのぼったくりは多発しています。また目的地とは違う場所に送られて料金を余計に取られるといったケースもあるので、安全な旅行がしたい人は旅行会社の送迎サービスを利用しましょう。
ダナン観光で訪れたいおすすめスポット
ここからは、ダナンに来たら絶対に訪れてほしいおススメスポットを6つ紹介します。
いずれもダナンにしかない素晴らしい景色や雰囲気が楽しめる人気スポットです。
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ミーアン・ビーチ

ミーアン・ビーチは、ダナン市内からアクセスしやすい美しいビーチの一つです。
白い砂浜と透明度の高い海が人気で、ミーケービーチの一部が「ミ―アン・ビーチ」と改名されました。
ビーチ沿いにはローカルなシーフードレストランやカフェも点在しており、新鮮な魚介類を味わいながらリラックスできます。また、サーフィンやパラセーリングなどのマリンアクティビティも楽しめるので、アクティブ派にもおすすめです。
夕方には美しいサンセットを眺めることができ、夜の海も綺麗です。ホテルやリゾート施設も充実しており、ダナン滞在の拠点として選ぶのも良いでしょう。
バーナーヒルズ

バーナーヒルズは、ダナン郊外にある山岳リゾートで、標高約1,500mの高地に位置しています。
ヨーロッパ風の街並みが広がる「フレンチヴィレッジ」や、ダナンの象徴ともいえる「ゴールデンブリッジ(黄金の橋)」があり、絶景スポットとして人気です。ケーブルカーで山頂へ向かう道中も、壮大な景色が楽しめます。
バーナーヒルズにはテーマパークやホテル、レストランもあり、家族連れやカップルにもおすすめです。ダナン市内から車で約1時間の距離ですが、日帰りツアーも多く気軽に訪れることができます。
五行山

五行山(マーブルマウンテン)は、ダナン市内から南に約9kmの場所にある5つの大理石の霊山です。
ベトナムの仏教や神秘的な伝説が息づく場所で、山の中には大小さまざまな寺院や洞窟が点在しています。特に「タンチャイ洞窟」や「ホアギエム洞窟」は、自然が生み出した神秘的な空間です。山頂からはダナンの海岸線や市街地を一望でき、絶景スポットとしても知られています。
登山道はやや急ですが、エレベーターも設置されているため、体力に自信がない方でも安心して観光できます。
ロン橋

ロン橋は通称「ドラゴンブリッジ」とも呼ばれるダナンのシンボルです。全長666mの巨大な龍の形をしたデザインが特徴です。特に週末の夜(21時頃)には、橋の中央部分でドラゴンが口から火と水を噴くショーが行われ、多くの観光客が訪れます。
夜になると、橋全体がカラフルにライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。橋の周辺にはナイトマーケットやレストランも多く、食事やショッピングを楽しみながら夜のダナンを満喫できるスポットです。
ダナン大聖堂

ダナン大聖堂は、1923年にフランス統治時代に建てられたカトリック教会で「ピンクの教会」として有名です。
淡いピンク色の外観が可愛らしく、インスタ映えスポットとしても人気。内部は美しいステンドグラスやゴシック様式の装飾が施されており、静かで荘厳な雰囲気が漂います。現在も地元のカトリック信者が集う場所として使われています。
市内中心部に位置しているため、ドラゴンブリッジやハン市場とあわせて観光するのにおすすめのスポットです。
ハン市場
ハン市場は、ダナンで最も有名なローカルマーケットの一つです。食材から衣類、お土産までさまざまな商品が揃う活気あふれる市場で。地元の人から愛されています。
市場には新鮮なシーフードや南国フルーツが豊富に並び、ベトナムのローカルな食文化を体験するには最適な場所です。観光客向けのお土産も充実しており、ベトナムコーヒー、ドライフルーツ、刺繍小物などが人気です。価格交渉ができる場所も多いため、値引き交渉を楽しんでみても良いでしょう。ただし市場内は混雑することがあるので、スリなどには注意が必要です。
ダナンのベストシーズンはいつ?
ダナンは年間を通して楽しめるエリアですが、やはり乾季に行った方が雨の影響を受けにくく、景観も綺麗です。ここからは、ダナンのベストシーズンを紹介します。
2~4月は最も快適なシーズン
ダナンのベストシーズンは2月から4月です。この時期は乾季にあたり、降水量が少なく、晴れの日が続きます。
気温は平均25~30℃程度で、暑すぎず、湿度も低めで快適です。ビーチリゾートを楽しむには最適な時期で、ミーケービーチやミーアン・ビーチでのんびり過ごしたり、バーナーヒルズや五行山の観光にもぴったりです。
特に3月は気候が安定しており、観光客が増える前の狙い目シーズンです。加えて、旧正月(テト)明けの賑わいも落ち着き、ホテルや航空券の価格も比較的リーズナブルになります。
5~9月も第二のベストシーズン
5月から9月も、ダナン観光にふさわしいシーズンです。特に6月~8月はベトナム国内の夏休みと重なり、地元の人々も多く訪れます。
この時期の気温は30~35℃と高く、日差しも強く40℃近くになる日もあります。その分ビーチやプール遊びに最適なシーズンです。ナイトマーケットや屋外イベントも充実し、ドラゴンブリッジの火を吹くショーなど、夜の楽しみも増えます。
ただし観光客が多いため、ホテルや航空券の料金は高騰しがちです。特に7月~8月は混雑するので、早めの予約がおすすめです。
ダナンのベストシーズンは?季節ごとに見たダナン旅行のポイントを紹介
観光にやや不向きなのは10〜1月
10月から1月は、ダナンの雨季にあたります。
この時期は降水量が多く、スコールや連日の雨が続くことも。特に11月~12月は台風の影響を受けることがあり、予定していたアクティビティがキャンセルになる可能性もあります。
気温は20~25℃と過ごしやすいですが、ビーチでの遊泳には向かず、波が高いためマリンスポーツも制限されることが多いです。ただし、観光客が少ない分、ホテルや航空券の価格は安くなります。ゆったりとした滞在を楽しみたい方や、屋内観光を中心に考えている方にはメリットがある時期でしょう。
ダナン湾観光の注意点と持ち物リスト
ダナン湾は美しい海岸線と豊かな自然が魅力ですが、観光の際にはいくつかの注意点があります。
ダナンは年間を通して日差しが強く、紫外線対策が必要です。特に夏場は直射日光が強いため、日焼け止め、サングラス、帽子を必ず持参しましょう。
また、ダナン湾周辺は突然のスコールが発生することがあるため、折りたたみ傘やレインコートがあると安心です。特に雨季(10月~1月)は天候が不安定になりがちなので、事前に天気予報をチェックしておきましょう。
さらに、マリンアクティビティに参加する場合は、水着や着替え、ビーチサンダルがあると便利です。船やボートに乗る際は滑りやすいので、しっかりした履物を選びましょう。
ダナン湾に持っていくと便利な持ち物リスト
✅ 日焼け止め(紫外線対策必須)
✅ サングラス(強い日差しや海面の反射から目を守る)
✅ 帽子(長時間の観光でも快適に)
✅ 雨具(折りたたみ傘・レインコート)(スコール対策)
✅ 水着・タオル・ビーチサンダル(マリンアクティビティ用)
✅ 酔い止め薬(ボートに乗る予定がある場合)
✅ 防水バッグ(スマホや貴重品を水濡れから守る)
また、ダナン湾周辺の環境保護のため使い捨てプラスチックの持ち込みは控えましょう。
近年ダナンのビーチや海では、ペットボトルやビニール袋が問題視されています。エコバッグや再利用できる水筒を持参しましょう。
ベトナム・ダナンの治安は危険?安全にダナン旅行を楽しむためのポイント
日本からダナンへの行き方 まとめ

日本からダナンへ行くには、直行便を利用する方法と、他の都市を経由する方法の2種類があります。
日本からは成田国際空港からダナンまで直行便が出ており、2025年からは関西国際空港からも直行便が運行する予定です。
またハノイやホーチミンからも飛行機で1時間30分程度で到着するため、ベトナム観光を満喫したいためには経由便を使うのも良いでしょう。
ダナンにはタクシーや路線バス、配車サービスも充実しているため移動手段には困りません。
自分の旅のスタイルに合った移動方法を選んで、ダナン観光を満喫しましょう